CLでチームが崩壊。フロントが総叩きとなっているバルセロナFC。スペシャルなチームであったバルセロナの面影はありません。
そりゃメッシも泣きたくなるわ。。。
いつから崩壊が始まったのか、再建にどれくらいの時間がかかるのか主観で分析してみました!欧州でも特に楽しいチームであったバルセロナ。もう一度復活してほしい!そんな願いも兼ねて書かせていただきました!
崩壊のきっかけはロセイ会長時代から
個人的に現会長のバルトメウさんもかなりやらかしている部類に入る会長だと思いますが、そもそもの崩壊のきっかえけはロセイ元会長ではないでしょうか?
バルセロナの哲学は70年代オランダのもの。その華麗なパスサッカー、楽し気にプレーするサッカー選手からあふれ出る笑顔、それらが世界中のファンやサポーターを魅了してきました。
その当時はまだスペシャルなクラブチームだったと思いますが、ペップ監督がいなくなる、名誉職にあったヨハンクライフを切るなど散々な人事をやっていたように思えてなりません。
特にヨハンクライフに至ってはバルセロナの哲学そのもの、それを捨てたわけですから、このころからバルセロナはバルセロナではなくなる。崩壊の序章を歩んでいた気がしますね。
元々胸スポンサーをつけずに戦っていたバルセロナです。一時はユニセフの胸スポンサーはありますが、あれは一種の慈善事業だと思うとバルセロナをスペシャルな存在であったことの象徴です。
このころまではフットボールクラブを超えた存在だったといってもいいはずです。普通のフットボールクラブが模範とすべき、世界的な団体でした。世界的に見てもなくてはならない団体、存在だったことは間違いありません。
結果として莫大な資金を得られるはずの胸スポンサーを切る選択によって、得ていたチームの価値や栄誉、名誉は言葉で言い表せないくらいの規模であったはず。今考えると恐ろしいマネジメントです。
では現在は?と感がると胸スポンサーは楽天です。楽天の事を悪くいうつもりはありませんが、ユニセフと楽天を比較するとどちらの方が世界的な賞賛があるかと言われると多くの人はユニセフというはず。そうでなければ何のための世界機構なのかがわかりません。
この胸スポンサーに白アリのように穴をあけてしまった。それがロセイ会長時代、まだスター選手、クライフやペップの残り香が残っていたためその後も数年間は魅力的なサッカーをしていました。
今のメンバーと比較してみてください。やっているプレーも違えば、黄金期を知る選手はメッシくらいのもの。かなり落ちてしまったと思わずにはいられません。
カンテラ軽視の風潮が見える。
まだバルセロナにとってはラッキーなことに最高の財産である下部組織の育成を担う「カンテラ」があります。実態は知りませんが、クライフ思想がまだ残っているようなら立て直せる可能性が非常に大きいと思います。
ですが、ここ数年のバルセロナはカンテラ軽視。即戦力級の選手を連れてきているような気がしますね。お金の使い方も激しい。今のための投資ではなく、将来のための投資なら良いのですが、このままの体勢を維持していると今後大変な目にあうのは目に見えています。
カンテラ出身者はバルセロナの哲学やチームカラーを幼少期から教え込まれている選手のため、もっと大事にすべきでしょう。少なくとも私が知っている強いバルサは若いメッシを今の神様メッシまで育て上げたチーム。イニエスタやシャビも最初からうまかった訳ではありません。
かならずピッチ、試合を通じて育てていたはずです。今のバルサにその姿勢がまるで見えない。メッシが移籍してしまったら、だれがバルセロナカラーを知っているのでしょうか。更なる崩壊を招きそうだと不安です。
久保建英選手を宿敵レアル・マドリードに抜かれた当たりでもう終わったなと思ったのはここだけの話。メッシのように一軍帯同で鍛えればよかったのに……。
再建には数年、数十年単位での取り組みが必要。
現在バルセロナの思想をもっている選手はメッシくらいのものでしょう。少なくともバルセロナの思想は1、2年で身につくものではないはずです。
カンテラ出身者の少なさもかなり大きな影響です。これからカンテラから有望選手をトップに昇格させても上達には時間がかかります。
ですが、これが一番利口なやり方だと思います。速攻性はないですが、永続的な効果は見込めるはず。幼いころからカタルーニャ―の気候や歴史に触れるのも対レアルマドリードを考えると重要なはずです。
これからの会長含むフロントの動きに注目ですね。今を見るのか先を見据えるのかしっかりと見定めたいところです。
新指揮官のクーマン氏はやってくれるとは思います。これからの補強次第ですが選手がバルサっぽい補強があることを祈ります、、
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