札幌が2-0で勝利。今季初のクリーンシート。そして苦手な鹿島スタジアムで初勝利と札幌にとっては歴史的勝利になりました。
一方の鹿島はお得意様であるはずの札幌にまさかの敗戦。Jリーグ公式戦の連敗脱出ならず泥沼の状況に陥いりました。
快勝の札幌 惨敗の鹿島
個人的ポイント① ゴールシーンプレイバック
札幌 先制ゴール(鈴木武蔵選手)
J1リーグだけで3戦連続ゴール。ルヴァンカップを含めると4戦連続と並みに乗っています。そんな勢いにのる鈴木武蔵選手のシーンをプレイバック!!
前半6分。ライン高めのDFの裏を突いた鈴木選手ですが、前節と似た形です。ポジショニング、スタートの位置がすごく良いですね。相手選手の手も届かない位置からのスタート。
完全にフリーの状態で走りだしています。出し手の選手もプレスを受けておらず、ノンストレスで出せたパスですね、お見事です!!
札幌 とどめの一撃(ルーカス・フェルナンデス選手)
2点目となったルーカス選手のゴール。こちらは前回投稿したこちら「7/8 Jリーグ第3節 鹿島─札幌を分析!!」で解説済みの鹿島のサイドを突いた形になります。
非常に高い位置にいるのか。それとも相手選手の担当マークの受け渡しに失敗したように思えますね。サイドからノーマークの状態で受け取りましたが、鹿島のDFは中央付近にいた金子選手をマンマーク。3人がかりで囲んでいます。
これではサイドががらあき。その隙を見逃さず、相手DFの思考の裏を突いてのドリブル。手玉にとったようなボールタッチでDF2人とGK1人を翻弄しました。これまた技ありゴールですね!!
個人的ポイント② 失点の理由
鹿島 前半の失点
要員は単純に高いラインの設定でありながら、連動した守備ができていない点にありますね。防げる可能性があるとするとFWのハイプレスで出してのパスコース。特に縦へのパスを防ぐのが先決であると考えますが、プレスに行くまでの時間が長かった。
高いDFラインなので足の速い選手に飛び出されると、走力的に追いつくのは難しいのですが、一番警戒しなくてはならない鈴木選手のマークは外していますね。これが要因だと思われます。
鹿島 後半アディショナル
こちらも前述の通り。マークの受け渡しミスになります。中央の金子選手に2人がマーク。1人がボールホルダーをにらんでいる形になりますが、そもそも前後を挟んでパスコースをふさいでいる時点でもう少し回りをみるべきではないかと思います。
結果として対応が遅れる形となり、相手選手の得意な形にもっていかれました。鹿島のいい意味でいやらしいDFが感じられないゲームでした。復活にはもう少し時間がかかりそうだと思います。
個人的ポイント③ 両チームの収穫と反省点
札幌 けが人続出、イエローカード続出
札幌にとっては文句なしのゲームになりましたが、怪我人続出で次節以降が大変心配になるゲームになってしまいました。
イエローカードも非常に多く、ハイペースで試合が回ってくる今季特有の中でどれほど耐えきれるか。中心戦力の不出場になると大変痛手ですね。主力の一人であるAロペス選手はいまだ帰国できず、FW陣の不足が気になります。
鹿島 シュートチャンスにもう一工夫
鹿島の守備の難点を前述しましたが、攻撃面でも物足りなさがありますね。無理な体勢で遠目の距離から狙うシュートが多かったように思えました。もう少し、ボールを保持してじっくり攻めてもいい気がします。
バイタルエリアの攻略。中央へ向かっての連動した崩しがあれば誰もが待ちのぞむ得点は近いと思います。選手層は厚いので今季にもってこいのチームです。今後に期待ですね。
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