陰の功労者!札幌の飛躍を支えるフロント陣について考察。想像以上にすごかった。

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北海道コンサドーレ札幌というとやっぱり野々村社長の名前がでてくると思います。ここまで社長が人気があるのは珍しいですよね!理由があるだろうと思って自分なりに考察してみました。

結果として強化担当者まで考えてしまったのですが、まとめてみたらすごいことが分かったので書いてしまいました。コンサドーレ愛が爆発したからなのか過去最長の内容になってしまいました(笑)

▼今季の補強について自分なりの考えをまとめたものもありますので、そちらも掲載しておきます。興味がありましたら見てみてくださいね

2021北海道コンサドーレ札幌の補強は成功?失敗?

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フロントの大切さは世界が語っている。

マンチェスターユナイテッド、アーセナルなどの失敗例

世界的に見てもスカウト能力は非常に重要で、高い能力の選手を集めれば勝てるというわけではありません。今のマンチェスターユナイテッドやアーセナルが良い例で、所属している選手は豪華絢爛そのものですが、チームとの合致を考えると頭をかしげたくなる陣容だと思っています。

マンチェスターユナイテッドに関してはブルーノ・フェルナンデス選手の活躍もあり、今でこそまとまって首位にたっていますが、つい先日までは酷かった。そして現在もっとも予想外なのは強豪チームであったアーセナル!アーセナルは現在プレミア11位に沈んでいます。

優秀なスカウトやフロントを手放してしまったことのつけはどれほど優秀な選手を獲得しようとも、そんなに簡単に回復するものではない事を物語っていると思います。

リバプールの成功例

一方で成功例としてあげたいのはリバプール。データ化されたスカウトの目でクロップ監督を助けていますね。

独自のスカウト能力をもっているようにも思います。ケガ人続出で思うようなシーズンは送っていませんが、それでも総力戦になると戦術マッチ度も含めて、世界中どこを探しても勝てるチームが無いように思います。

古豪と呼ばれたリバプールが変わったのは間違いなくフロントの力。選手が行きたくなるようなチームに仕立て上げたのは、世界屈指のフロント陣だとしか言えません。

どんな優れた選手であっても内部がグダグタしているチームにはいきたくないものだと思いますし、内部崩壊を起こしているチームでは存分に力を発揮できません。

現体制 三上GMが中心?竹林強化部長の存在も大きい

J1優勝を知る竹林さんのコネクション

特に2018年の竹林さんが北海道コンサドーレ札幌にきて以降は補強のスタイルが変わったように思います。

まだ成長の余力を残している選手や大学の有名選手を主に取っているような気がしますね。それ以前は資金面の問題や札幌の知名度が低かった事も相まってか、内部昇格や30歳前後のベテランと呼ばれる選手が主だったと思われます。

2018年以降はミシャ監督指揮の影響もあってなのか20代中盤までの選手を獲得しているように思いますね。文面では簡単に言えますが、これから最盛期を迎えるであろう選手にとっては重大な決断です。

大学や高校からも優秀な選手を獲得するためには、まずクラブの知名度に加え、コネクションも重要になります。竹林さん加入以前は三上GMと鈴木さんが中心で動いています。2人ともに優秀なスカウトですが、J1優勝経験を持つ竹林さんが加わったことで、これまでもっていなかったコネクションが広がったのではないでしょうか。

かなりの存在感で、仕事も熟せる最高のスカウト陣が今の札幌の強さを支えると思います!

 

2018年竹林氏がスカウト就任以降

2018年以降で獲得している選手を年代別にまとめてみます

現所属メンバー

・GK

菅野孝憲 (2018年) 前所属 京都

大谷幸輝 (2021年) 前所属 新潟

中野小次郎(2021年) 前所属 法政大

・DF

田中駿汰 (2020年) 前所属 大阪体育大

柳貴博  (2021年) 前所属 仙台

中村桐耶 (2021年) 前所属 HONDA、札幌ユース

岡村大八 (2021年) 前所属 群馬

・MF

高嶺朋樹 (2020年) 前所属 筑波大

L・フェルナンデス(2019年) 前所属 ECヴィトーリア

金子拓郎 (2020年) 前所属 日本大

駒井善成 (2018年) 前所属 浦和

中野嘉大 (2019年)     前所属 仙台

青木亮太 (2021年)  前所属 大宮

・FW

アンデルソン・ロペス (2019年) 前所属FCソウル

ドウグラス・オリヴェイラ (2020年)前所属ルヴェルデンセEC

小柏剛          (2021年) 前所属  明治大

中島大嘉      (2021年)  前所属  国見高

※2018年以降加入組以外は10人程度になりますね。それだけでも凄さが伝わるのではないでしょうか。

昨季レギュラークラスで活躍した選手には黄色のラインを、今季加入組には太字で斜めにしました。

ほぼ全ての選手がコンサドーレの主力クラスになっている事が一目両全でわかるはずです。

期限付き移籍組

MF
檀崎竜孔   (2019年 – 2020年11月) ブリスベン・ロアーFC
白井康介   (2018年 – 2020年) 京都サンガF.C.
岩崎悠人   (2019年) ジェフユナイテッド千葉
藤村怜       (2018年 – 2020年) モンテディオ山形

※期限付き組はDF濱太耀を除いて4人が2018年以降加入組になります。若い選手のため、度の選手も将来有望ですね。

赤ラインはユース出身者。外部から獲得した選手は白井選手と岩崎選手になるのですが、このうち白井選手は一目で分かるように昨季の活躍はレギュラー級です。

続いては札幌を離れた選手たち

MF

三好康児 (2018年)ロイヤル・アントワープ (2019年8月-)
FW

宮吉拓実 (2018年) 京都サンガF.C. (2019年-)

鈴木武蔵    ( 2019年 – 2020年8月) KベールスホットVA (2020年8月-)
ウーゴ・ヴィエイラ (2020年10月-12月)

ここでも見てもらえればわかる通りで、期限付きで来ていた三好選手、完全で獲得後の鈴木選手は海外挑戦。現役日本代表でもありますね。

ウーゴ選手の場合は特別な事情があったとみると、札幌のスカウトの目は確かなようです。外れることがほぼ無いとみていいのではないでしょうか。

成長まで加味してみられる稀有なほど優秀なスカウト陣だと言えると思います。

野々村社長の手腕が光る!

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督を招聘

野々村社長が北海道コンサドーレ札幌最大の補強と呼ばれる所以は、驚異的なまでの業績回復と選手層を年々レベルアップさせている事に他ならないのではないかなと思います。就任以前と就任後を比較するとチームの資金力はまるで違いますよね。

以前のコンサドーレではここまでの選手を集める事は不可能であったと思います。そして何よりもヴィジョンがわかりやすい。「北海道とともに世界へ」のスローガンを掲げ、道内企業とともに世界を目指すクラブ運営。サポーターでさせ、郷土愛を爆発させているチームなので、選手やコンサドーレで働く人にとって見ても非常に一致団結しやすいのではないでしょうか。

一体感という言葉で表せられるように、選手、スタッフ、そしてサポーター。北海道までが団結して一つの方向を向いているように感じます。

その事が後にコロナ禍における選手たちからの給料カット提案につながったのではないかなと考えてしまいますね。わかりやすいスローガンで以前に比べて、札幌、北海道という地盤を固めているように思いますね。

そこにきてミシャ監督の招聘。もし、これまでの流れがドラマ化されたとしても完璧なシナリオですよね。昨季はこれまで辛酸をなめさせられてきた鹿島、川崎をついに破りました。まだまだフィナーレには遠い気がしますが、Jリーグ主要タイトルに向けて準備が整ってきたのではないかなと思います。

業績が上がる札幌の経営。

前述した通り。野々村社長就任後は札幌の業績はぐんぐんと上がっています。さすがにコロナの影響は受けてしまっているようですが、昨季サポーターの前で語った言葉もこれまでの社長の功績があるからこそ、聞いていたサポーターは安心したのだと思います。私もすごく安心したのを覚えています。

そもそも野々村社長の経営を見ていると、不安はあまり感じなかったというのが大きいかもしれませんね(笑)

それにこの業績アップは間違いなく前述したスローガンの影響が大きいと思っています。それによってクラブだけではなく、クラブを応援する人たちがよりスポンサーとの距離間を詰めていき、「遠征はJALでいこう」などの有名ワードが生み出され、「みよしの」などが応援してくれるチームになったのだと思います。もちろん選手の頑張りによる成績アップも大きいです。相乗効果が発生しているのではないかなと感じます。

今季はコロナ禍の影響がまだまだ続く未曽有の危機。道内企業も影響を受けているのは間違いありません。ただ、野々村社長なら案外どうにかしてくれるのではと根拠のない期待をしてしまっています。

気になるのはその野々村社長の体調。段々と体が豊になっているような。。ケガなく、大病がない事を祈るばかりです、

コメント

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