新型コロナ対策として東と西に分かれて行なわれているJ1リーグ。東で勢いがあり、前節4-0と衝撃的なスコアで多摩川クラシコで勝利を飾った川崎フロンターレ。
現地観戦を制限された中で開催されている第4節、ファンの後押しを受けた川崎は柏に3-1とまたしても快勝です。東の横綱というべき強さを見せていますね!
今回は川崎―柏のゴールシーンを振り返りたいと思います。
川崎 連携で勝利!!
個人的ポイント① ゴールシーン!
川崎 2点目(家長昭博選手)
前半42分の場面になります。ペナルティエリア手前でボールを受けると、対峙する相手DFの股を抜くシュート。このDFがブラインド(目隠し)になりGKの意表もついた素晴らしいゴールです。
このシーンを振り返ると、レアンドロダミアン選手が相手DFを追い抜く動きを見せています。パスの選択肢があったことで相手DFはあまりプレッシャーに行けなかったのだと判断できます。
またしても川崎の連携が光ったゴールになりますね!
柏 呉屋大翔選手
後半11分、3点を追う展開の柏はピッチを広く使うことで左サイドに陣取っていた三丸選手がフリーに。ここからクロスが上がります。
このクロスに反応した江坂選手の判断も見事。ニアが狙いやすい場面ですが、ミートし辛い空中にあるボールをワンタッチでファーに。ファーを狙うのはセオリーになりますが、難しいボールをワンタッチでさばけた江坂選手の技術に脱帽したシーンです。
結果、良いポジショニングをしていた呉屋選手が相手GKの弾きを拾う形でゴールを奪取しました。呉屋は今季初ゴール、勢いに乗ることを期待したいですね!
個人的ポイント② 失点の理由
柏 川崎の連動性、駆け引き
CK2本、プレーの流れから1失点です。CKさえ防げれば連敗街道から抜け出せただけにもったいないゲームになってしまいました。セットプレーではなによりも駆け引きが重視されます。そこでマークを外してしまったことが悔やまれますね。
前半42分の失点は川崎の連動を防げなかった印象です。とは言え、前半序盤は柏ペース。乗りにのっている川崎から主導権を奪えていたのは復調の兆しだと思います。
川崎 とらえきれなかった背後の動き出し
ゆったりとしたパスワークで守備が揺さぶられました。左から中央を経由して右サイドへ。逆もしかり。その結果、柏の左サイドに広大なスペースが生まれることとなってしまいました。
川崎側のミスというよりは柏の技ありゴール。防げたかと言われるとほぼノーチャンスですね。一つあるとすると、PA手前での守備、三丸選手へのマークをもっとしていればというところです。
三丸選手は何度かサイドのスペースをつく動きを繰り返していたので、警戒が足りなかったとしか言えません。家長選手が完全に背後で動いていた三丸選手をとらえられずパスコースカットに失敗してますね。
個人的ポイント③ 両チームの収穫と反省点
川崎 選手入れ替えも問題なし。次戦に向けて用意万端か!?
今回の試合も3得点の大量得点。川崎の勢いが止まりません。今回は前回、前々回に比べて3人もの選手を入れ替えましたが、大きな影響はありませんでした。
短いスパンでJリーグが開催されることを考えると、選手層の厚さは心強いですね!
柏 今回も3失点。求められる守備の立て直し
序盤は良い入りを見せていた柏ですが、前半終盤に連続失点と一転して苦しい状況になりました。開幕戦の札幌で4-2で勝利を収めたチームとは思えないほど守備がもろくなってしまっています。
前回も3失点と連続3失点で敗戦。一方の攻撃陣は前節、今節と1点を奪取。守備さえ立て直せれば、強い柏がよみがえるものと思われます。
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