札幌 1─1 横浜M
PK
4─5
敗戦 準決勝進出
惜しい!惜しすぎる!勝てた試合だっただけに悔しい、とっても悔しい敗戦です。
シュート本数も前回の対横浜M戦と比較して、圧倒。ハイプレスの完成予想図も見えるなど、完全に札幌勝利の流れでした。
敗因ははっきりわかっています。90分間での複数得点が奪取できなかった。これにつきますね。決定力不足からまだ抜け出せません。
分かり切ったことを書いてもなので、あえて先制点をクローズアップ。アンデルソン・ロペスの冴えわたったシュートのすごさが伝わってもらえると嬉しいですね。
そして、最大級の負け惜しみを一言だけお許しください!
90分で1─1は引き分けじゃーーー!!
先制点をクローズアップ!
先制点の駒井善成のポジション取り
先制のシーンを振り返ると、Aロペスがボールを保持した時にはすでに駒井との連携が取れる状況ではないです。完全にパスコースをふさがれました。
そのためサイドで単独突破をせざるを得ない状況です。それでも駒井はそのポジションを死守。クロスは身長的にエアバトルで勝つのは難しく、Aロペスもそこまでパス精度が良くはないです。
その状況からなぜ先制につながったのかを自分なりに分析します。
こぼれ球が右に来るのは予想通りか!?
タイトルの通り。こぼれ球が右に来るのは予定調和だったのではないかと思います。身長の低い駒井選手があの状況下で相手DFを割って入った理由はそれしかないと思っています。
クロスの選択も、スルーパスの選択もしづらい状況で、割って入るとなるとこぼれ球に活路を見出したとしか思えません。練習で試していた形なのかもしれませんね。
ファーを狙ったのは駒井との連携プレー!
GK経験がある身としては、あそこでファーを狙ったAロペス選手はさえていたなと思わざるを得ません。優れたGKであればあるほど、キャッチングできないボールはサイドに逃がします。
できれば、シュートを蹴った選手がいない方向に。これは考えればわかると思うのですが、シュートを蹴られた方向には確実に相手選手がいるので、その方向へは極力弾きたくないものなのです。
ニアにければ、キャッチング。もしくは自身に転がってきたかもしれませんが、あえてファーを選択したものだと思います。それにより駒井選手がGKの死角のポジションに。
アシストがつくものではありませんが、実質アシストのようなシュートだったと思います。
MVPはルーカスフェルナンデスと田中駿汰。
ルーカスフェルナンデス!卓越した1対1の強さ!
最近のルーカスフェルナンデスのドリブルは不思議なほど高次元に達していると思います。まず、倒れなくなった。相手選手との接触時にもボールも転がる方向がルーカス選手の進行方向。
これは高次元なドリブラーになればなるほど、見られる傾向で。今のJリーグでルーカスを止められるSBはそんなに多くないと思いますね。
大抵の相手であれば、不思議なリズムですいすいと抜いていってしまいます。躱すのではなく抜く。というのも大きいですね。
来年度も札幌に残ってくれるのかが不思議でならないほどの活躍を見せていますね。ケガが本当に怖いです。
田中駿汰!攻守の要として躍動!
入団前の大学時代にA代表デビューを果たしている田中駿汰。ここにきてコンサポの株価急上昇の活躍を見せました!
それまでの田中駿はプレーに華美さがないながらも自身に傷をつけてまでチームを守ろうとする闘争心で対抗、まだ札幌のミシャ監督が求めるサッカー戦術に順応していない節がありましたが、
この横浜M戦ではハイプレス特有の中盤の隙をことごとく埋めていました。奪ってからの展開、ボールキープも前年王者横浜Mの選手を手玉にとるようなテクニック。
ルーカスにも素晴らしいパスを供給するなど、ミシャサッカーの中盤の底が一番輝くそんな期待をもたせてくれるプレーでした。
攻守で躍動していて、今後も高嶺、金子の同期入団選手らと札幌の心臓になってくれるものだと思います。
次戦への期待
これまでチグハグに見えたハイプレスがここにきて完成まじかに迫っている気がします。特に先発メンバーは出場時間中は常にプレスをかけていた。そんな印象を受けました。
DFも中盤に間隙を作らないように、ハイラインをキープ。DFキム・ミンテと高嶺が横浜Mのスピードに乗ったカウンターをシャットアウトとほぼ完ぺきな守備陣形を見せました。
惜しむべきは決定力不足。超攻撃的をモットーにする2チームの激突だっただけに総得点2はさみしすぎます。
このハイプレス戦術になったことで、FW陣はまだ戸惑っているのかなとも思いました。前年までA・ロペスは強引にもっていって決めるシーンもあったので、そのような前向きなトライを繰り返してほしいなとも思います。
シュート本数に対してのゴールが少ないのも気になりました。連携面の強化以上にシュート練習の鬼になる必要性がある気もします。
過去には世界的スター、ガナーズ(アーセナル)のティエリ・アンリもシュート練習の鬼になることでアーセナルの決定力を担ったという実例もあります。
守備陣形はほぼ完ぺきなので、この形を継続しつつ、決定力不足の解消に力を注ぐ必要がある気がします。
一人のサポーターとして今回のような芸術的なハイプレス!超攻撃的な守備スタイルで非常にミシャの指導力の高さが目立ったと考察しています!見ていて面白かった!!どんどんトライしてほしいなと思いますね!
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[…] YBCルヴァン杯札幌─横浜M!技ありはアンデルソン・ロペスのファーを狙ったシュート! […]
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