今季はGKのポジション争いが激しさを増しそうですね。
正守護神として昨季札幌のゴールを守り続けた菅野選手に対して、新世代の代表格でもある中野選手。そしてミシャサッカーをよく知る大谷選手と阿波加選手。4人ものGKがたった一つの座を巡って熱く戦うシーズンとなりそうです。
その中でも個人的に注目したいのは中野選手。新世代というだけでもワクワクするのに、世代別代表での戦いも中々すごいものがあります。
シーズン開幕前に改めて中野選手を紹介します!
▼札幌の補強策について個人的な見解はこちらをご覧ください。すごすぎる強化担当者がそろっている事が伝わると思います。
陰の功労者!札幌の飛躍を支えるフロント陣について考察。想像以上にすごかった。
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個人的に注目したいのは中野小次郎
日本代表で経験も豊富。世界一の世代別スペイン代表とも激突済み!
来季のコンサドーレの開幕スタメン予想で中々名前が出てこない中野選手ですが、その存在はサッカー好きであれば誰もがしっている大器です。身長2m越えの恵まれた体格に加え、
勤勉性、キャラクター性、柔軟な発想とサッカー選手に必要な能力を兼ね備えている選手だと思っています。
※まずはプロフィールを掲載します。
国籍 日本
生年月日 1999年3月5日(21歳)
出身地 徳島県徳島市
身長 200cm
体重 90kg
在籍 北海道コンサドーレ札幌
ポジ GK
背番号 34
利き足 左足
ー育成年代ー
USFC
徳島ヴォルティスJrユース
徳島ヴォルティスユース
法政大学
ープロー
2020- 北海道コンサドーレ札幌
ー日本代表歴ー
U-18日本代表
カタール遠征(2017年)
U-19日本代表
スペイン遠征(2018年)
この中で一番注目してほしいのはU-19日本代表として参加したスペイン遠征。ご存じの通り、この手の遠征ではいわゆる強豪チームとぶつかる事はかなり稀です。名目も大会というよりは遠征となっている点からも読み取れるのではないかなと思います。
では練習しかしていなかったのか?と言われると全く違っています。大規模な大会ではないものの、公式戦のような形で各国U-19世代とぶつかっていますね。
大会名もあります。
「U-19 International Tournament “Copa del Atlantico”」
という大会になりますね。ではどのような活躍をしたのかをプレイバックしていこうと思います。
3回の激戦で事実上の決勝!スペイン戦でレギュラーで出場。
まずはこの大会の様式なのですが、カナリア諸島、チェコ、スペインの3か国の代表チームと総当たりで激突。勝ち点で順位を決めるというものです。
中野選手はこのうち、初戦のカナリア諸島戦で出場。このカナリア諸島選抜のレベルはというと、当時のJFAのレポートにこのように記載されています。
「U-19カナリア選抜は、日本代表で活躍する柴崎岳選手が昨年まで所属していた「CDテネリフェ」やリーガ・エスパニョーラ1部に所属する「UDラス・パルマス」に所属する選手中心で構成されており、過去の大会ではスペイン代表をも破ったことがある強豪チームです。」
(引用元https://www.jfa.jp/national_team/u19_2018/copadelatlantico_2018/news/00016102/)
このように記載されるほどの強豪が相手です。その相手との1対1の危機をセービングしているようです。世界的に見てもトップクラスの相手ですから、中野選手のポテンシャルは相当なものであると読み取れますね。
この試合での1失点はクロスボールから。これ以降、クロスへの反応、対処が上手になったと考えると、負けん気の強さ、課題を修正するといった一番大事な能力もも持っていると言えそうです。
この試合に続いてチェコでも勝利を飾った日本代表は事実上の決勝として同じく無敗の連勝で勝ち残ったスペインと激突。
なおこの時のスペイン代表は2年後にU-19欧州選手権を勝ち取っている世代を代表する選手です。欧州では飛び級は普通にあることであり、欧州選手権獲得時の主力は2017年から合流していたようですから、この試合に出場していた可能性も高いです。
試合は前年ながら0-2で敗戦となります。
この試合後に中野選手は
「U-19日本代表の活動に参加することができ、大変光栄に思いました。今日は優勝が掛かっていたにもかかわらず0-2で負けてしまい、悔いの残る試合になりました。この遠征を経験して、プレッシャーやフィジカルで上回る相手に対して、どう崩して得点していくか、また粘り強くゴールを守る大切さを学びました。インテンシティが高い試合を常に意識しないと、U-19日本代表では戦えないと、より強く思いました。学んだことや感じたことを所属チームに帰って活かして、今後も日本代表に選んでもらえるように頑張ります。」
(引用元https://www.jfa.jp/national_team/u19_2018/copadelatlantico_2018/news/00016125/)
まさにこの遠征後から中野選手は自らの能力を高めていき、2019年にはJ1クラブチームのG大阪の強力な攻撃陣を完封。2─0で勝利を収めています。
札幌でのデビューは0─4とほろ苦い物になってしまいましたが、それでも中野選手は存在感を見せつけ、クリーンシートも達成しています。
若い選手でもあるので、札幌の菅野選手から刺激を受けて大きくなってほしいなと思うばかりですね!
キャンプも法政大の大会に参加中。
勝利のために手放せない存在。今季無冠の法政大にとって欠かせないピース。
現在のシーズン開始前のキャンプに中野選手は参加できていません。というのも現在所属している法政大でatarimaeni cup に参加しているためです。
大会名は
「#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!」
というものになりますね。全国各地から選抜された大学によるノックアウト形式での大会です。一番GKが輝く大会方式ですね!主催は日本サッカー協会のため、一応権威が高い物になるのだと思われます。
この法政大学は関東大学の第7代表として出場しています。初戦は阪南大に2─0でクリーンシートを達成!もちろん中野選手はスタメンです。
2回戦の桃山学院大学には2─1とわずか1失点に抑える大健闘。直近では関東第1代表の流通経済大に1─0とでウノゼロを達成。ウノゼロはkGKにかかる負担が大きいです。プレッシャー的な意味でも精神的な支柱としてもかなり大きな活躍をしたのだと思います。
中野選手率いる法政大の次戦は21日。準決勝で早稲田大と激突するようです。気になる一戦になるのではないかなと感じてます。
新シーズン完全加入選手の中で一番の大物かもしれない
札幌は新シーズンに向けて、様々な選手を獲得してきました。その中では小野選手が間違いなく一番の大物ですが、小野選手については別格として扱わせていただくと、この中野選手の補強が一番輝くのではないかなと想像を膨らませています。
今の札幌の正守護神は菅野選手であることは間違いありません。代表歴もあり、経験、実力ともに図抜けたものをもっている選手です。GKももちろん衰えはありますが、世界ではブッフォンのようにあまり衰えを感じさせない選手もいますね。菅野選手も目立って力を落としているかと言われると疑問がありますね。
代表級の力を持つ菅野選手と新世代を代表する中野選手のポジション争い。
そして大谷選手も黙っているとは思いませんし、阿波加選手も簡単にその座を明け渡さないと思います。例年と違ってGKのポジション争いも楽しみに見られるシーズンになるのではないでしょうか。
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